東京海上日動火災保険 認知症の人と家族のための「認知症あんしんプラン」を発売
2018年7月24日、東京海上日動火災保険【名称:東京海上日動火災保険株式会社 取締役社長:北沢利文】は、認知症の人が安心していきいきと暮らすことができる社会の実現に向け、業界初(同社調べ)となる認知症の人と家族のための専用保険「認知症あんしんプラン」を2018年10月より発売することを発表した。
この商品は、認知症の人と家族が抱える不安を軽減するため、家族の会【名称:公益社団法人 認知症の人と家族の会 代表理事:鈴木森夫】と高齢者の見守り支援に実績のある企業 SNL【名称:セーフティネットリンケージ 代表理事:高原達也】と同社の連携のもとで開発された商品。
「認知症あんしんプラン」の概要は下記のとおり。
■保険の対象
40歳以上の認知症の人(医師から「認知症」の診断を受けた人、または持続的に認知機能・記憶機能が低下しており「道に迷って帰宅できないことがある」などの症状が見られる人)と家族
■補償内容
①行方不明時の捜索費用補償
認知症の人が行方不明のまま24時間経過しても発見されず、親族が捜索費用を負担した場合
1事故につき30万円、保険期間を通じて100万円を上限として保険金が支払われる。
②個人賠償責任補償
認知症の人や家族が日常生活内で他人をケガさせたり、他人の財物を壊したり、線路への立ち入りで電車などを運行不能にさせてしまったことなどにより法律上の損害賠償責任を負った場合
1事故につき保険金額(国内1億円・国外1億円)を上限として保険金が支払われる。
③被害者死亡時の見舞費用補償
認知症の人が日常生活を原因とする偶然な事故で他人にケガをさせ、ケガをした人がその事故によって死亡した場合
見舞費用保険金として15万円の保険金が支払われる(賠償責任の有無は問わない)。
④交通事故などによるケガの補償
認知症の人が交通事故などによるケガで死亡した場合
50万円
認知症の人が交通事故などによるケガで後遺障害を負った場合
2万円~50万円(後遺障害の程度に応じる)
⑤付帯サービス「捜索支援サービス」
・緊急連絡ステッカー
認知症の人が行方不明になった場合の速やかな発見、保護を行うためのステッカー(同社調べでは業界初)。
フリーダイヤルが記載されており、認知症の人の財布や携帯電話などに貼り付けておくと、ICT(情報通信技術)により発見・保護した人と家族が互いの連絡先を非表示にした状態で直接通話することができるようになる。
・捜索協力支援アプリ 「みまもりあい」アプリ
行方不明の捜索に協力する人にスマートフォンにあらかじめアプリをダウンロードもらうことで、行方不明時には家族が捜索依頼を一斉送信することができる。
■保険料
月払(月額)1300円(契約条件によって保険料が異なる場合がある)
http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/company/release/pdf/180724_01.pdf